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物件の債権化機能

家族信託で不動産を管理した場合、その不動産の名義は受託者(財産管理を任される人)に移転することとなりますが、その不動産から得られる賃料等の収益は受益者(財産から得られる利益を享受する人)に帰属することとなるため、不動産の所有権のうち、管理・処分できる権利が受託者に、使用・収益できる権利が受益者に移転します。

 

この使用・収益できる権利を含め受益者が有する権利を受益権といいますが、受益権は債権(人に対する権利)であるため、家族信託で不動産を管理した場合、不動産の所有権(物権)が受益権という債権に変わるような外観を構成します。

 

物権を債権化することにより得られるメリットとしては、その権利の譲渡が簡便になることが挙げられます。

 

例えば、所有権を移転する場合には、煩雑な手続きや高額の登録免許税が掛かりますが、受益権を譲渡する場合は、当事者の合意のみで行うことができ、登録免許税も不動産1個につき 金1000円と低額です。

 

このように家族信託を利用し、物権である所有権を受益権という債権に変えることにより、簡便かつ柔軟な権利処理が可能となります。